・周りの生徒さんは進学塾とは別に個別指導や家庭教師もつけているみたいで何だか不安
・塾のフォローとして個別やカテキョを頼りたいけど失敗したくない
こういった方に向けてこの記事を書いていきます。・塾のフォローとして個別やカテキョを頼りたいけど失敗したくない
塾のフォローをお願いする時の失敗しないコツをまとめておきました。
筆者(木村)の経歴
・中学受験経験者・中受では第一志望の学校に合格(偏差値60前半)
・一浪後、東大に進学
・大学在学中アルバイトとして塾講師(個別指導)を経験
・卒業後家庭教師派遣サービス運営
確かに塾のフォローに個別や家庭教師を利用するのはメリットもある
確かに塾のフォローのために、個別や家庭教師を利用するのはメリットがあります。塾の集団授業では理解が浅かったポイントを専任の先生が重点的に解説することができるので、うまく使えば偏差値アップが期待できます。
実際僕が小学生だったころ、社会だけは集団塾に加えて個別指導のコースもとっていましたが、まずまずの効果がありました。
当時の僕の状況
個別指導なら集団塾と違って勉強のスケジュールにも融通が利きます。
僕は社会科が嫌いで、正直言って全然やる気がありませんでした。
が、やはり個別で先生と一対一でやり取りするとなると
「それなりに勉強しなきゃやばいよな〜」と言う気持ちになっていたのです。
今にして思うと個別指導の先生の授業の質自体は可もなく不可もなくといったところでした。
が、それでも社会科の偏差値は10くらい上がったのではないかと記憶しています。
(というか元々の偏差値が30台か40台くらいと他科目に比べて相当ひどかったのです……)
・サピックスのマンスリーテストの対策をして欲しいんだけど……
・四谷大塚の予習シリーズの復習をしたい
・sapixのクラス替えで上のクラスに行けるよう頑張りたい
当会も含め、多くの業者さんで、上記の要望はだいたい対応してくれるでしょう。・四谷大塚の予習シリーズの復習をしたい
・sapixのクラス替えで上のクラスに行けるよう頑張りたい
実際に多くのサピ生が+αで個別指導のサービスをやっていることからもわかるように、個別指導塾も家庭教師も上手く使えば塾のフォローとして十分機能します。
塾のフォローをお願いする時の注意点
とはいえ、個別に指導してもらいさえすれば成績が上がるわけではありません。塾のフォローをお願いする時にはいろいろと注意点があります。
生徒さん本人が疲れ果てていないか
まずそもそも生徒さん本人が集団塾の授業だけでギリギリではないかをよく見てみてください。中学受験の大手塾はどこも甘くありません。
それがサピックスであれ、早稲田アカデミーであれ、日能研であれ、四谷大塚であれ同じです。
特に6年生のスケジュールは最低限要求されているものをこなすだけでも相当しんどいはずです。
単純に生徒さんが疲労困憊しているようであれば、個別にまで通わせるのはむしろ逆効果かもしれません。
良心的な業者であれば生徒さん本人の状況をよくヒアリングして、先生の選抜や勉強スケジュールの設計で生徒さんに負荷がかかりにくいように配慮します。
しかし、ただただ多くの授業を取らせようと言う個別系の業者もいるので、ゆめゆめ気をつけてくださいね。
本当に集団塾の欠点をフォローできるか
実際にフォローをお願いする前に、本当に集団塾の決定を個別でカバーできるかどうかをよく検討しましょう。そもそも現状の問題点がどういうものなのかをしっかり理解しておく必要があります。
抽象論だとわかりにくいので小学生の時の僕を例にします。
昔の僕(社会だけ個別指導)の場合
昔の僕の問題点はとにかく社会科に対してモチベーションがなかったことです。・ちまちま暗記をするのが嫌い
・農作物の生産量の都道府県ランキングを覚えても、どうせ毎年変動するからやる気が出ない
・当然社会の偏差値はボロボロだったが他の科目でカバーしていたため危機感がない
昔の僕はこういった状況でした。・農作物の生産量の都道府県ランキングを覚えても、どうせ毎年変動するからやる気が出ない
・当然社会の偏差値はボロボロだったが他の科目でカバーしていたため危機感がない
見かねた親が(塾のスタッフさんの営業トークに乗せられた結果?)社会科だけは日頃の授業とは別に大学生講師の個別指導も取るように言ってきました。
こうして社会だけ個別の特訓が始まった訳ですが、さすがに先生との一対一の状態でサボる勇気はありませんでした。
いやいやながらも勉強した結果、偏差値は結構改善しました。
この場合は
・勉強を強制する環境がたまたまうまくいった
・単純にモチベーションのなさが成績低迷の原因だった
といった条件がハマッため、まずまずの成果をあげられたわけです。・単純にモチベーションのなさが成績低迷の原因だった
しかし
・社会科の内容自体を本質的に好きになったわけではない
新しい教材に手を出さない
そして個別指導や家庭教師を始めた時に注意したいのは「原則的に新しい教材を使わない」ということです。そもそも最近の大手進学塾の教材はよくできています。
どこの教材でも、しっかりやり込めば結果は出ます。
ほとんどの場合、個別専門の教材を使わなくても良い(と言うか混乱するので使わない方がいい)です。
中学受験に限りませんが、参考書は何冊も必要ないのです。
もしに過剰にオリジナルの教材を使わせてこようとするのであれば、そもそも悪徳業者かもしれません。
塾の問題の答えをただ教えるだけの授業になるのが最悪
一番最悪なのは、 個別でのフォローをお願いしたけれど、集団塾の問題の答えをただただ教えてもらうだけになっている というパターンです。個別はきめ細やかな指導ができるというメリットがある一方で、生徒が自分で考える機会を奪いやすいという思わぬデメリットがあります。
これについては別記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。 この罠にはまらないように、周りの大人が最大限に警戒する必要があります。
まとめ
今回は塾のフォローをお願いする時に気をつけるべきことを解説しました。塾のフォローを個別指導や家庭教師にお願いする時は、
・生徒さん本人が疲れていないか
・本当に個別指導で問題を解決できるのか
・新規教材を無理やり勧められないか
・受動的な授業スタイルにならないか
以上をよく検討すると良いでしょう。・本当に個別指導で問題を解決できるのか
・新規教材を無理やり勧められないか
・受動的な授業スタイルにならないか
個別のフォローは、以上に気をつけて上手く使えば偏差値アップを望めます。
最後に宣伝になりますが、当会(家庭教師のレオン)でも進学塾のフォローを承っております。
生徒様の現状に疑問点や不安な点がある方は一度お問い合わせをしてみてください。
単なる質問等でも結構なのでお気軽に(^o^)/
家庭教師のレオン(お問い合わせ窓口)
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