「高額ローンを組まされた挙句、ろくに授業も行われなかった」
という被害にあわないためにもぜひ最後まで読んでみてください。
家庭教師の詐欺業者の手口
まずはありがちな家庭教師の詐欺業者(もしくは個人)の手口を紹介します。教材が異常に高額
詐欺まがいの業者で一番よくあるのは、教材が異常に高額だというパターンです。「ぱっと見て普通の参考書なのになぜかその価格は数十万円する」みたいなケースですね。
一昔前の家庭教師業界は「月謝を格安にしてお客さんを集め、高い教材を売りつけて儲ける」というやり方が横行していました。
「1ヶ月5000円で指導が受けられる!安い♪」
と思って家庭教師を頼んだら
いつのまにかローンを組まされてまで数十万円もする教材を買わされてしまった
という被害者が相次ぎ社会問題にまで発展しました。
しかも質が悪いのは、まず教材を3年分とか3教科分とかセットで販売してきて一つでも使ってしまうと全て返品不可能になってしまうなどのパターンです。
「教材はセットで一つの商品なのだから、少しでも使用したら全て返品不可だ」というのが業者のロジックですが、使いもしない教材に高いお金を取られてはたまったものではありませんよね。
お金を払ったのに指導に来なくなる
次によくあるのが、「前払いで授業料を払ったのに先生が教えに来ない」というパターンです。こちらのパターンは業者よりも個人契約の家庭教師においてよく耳にするトラブルですね。
家庭教師を募集する掲示板で個人の家庭教師を見つけたけど、詐欺師だった
Yahoo 知恵袋に投稿されていた被害者の状況を以下に要約しておきます。
被害者の状況を要約
・個人家庭教師の掲示板で知り合い、メールでやりとり・家に来てもらった時は、身分証なども見せてきた
・信頼できると思い、前払いで振り込んだ
・その後「親戚が亡くなった」「体調が悪い」などの理由で数回しか授業に来ない
・その後の授業料も振り込んだタイミングで連絡が取れなくなる
もちろん、中には真面目にやっている方もいるのですが、個人と契約する時は信頼できるかどうかよく確認しましょう。
体験授業という名目で営業マンを派遣する
このパターンは全てが悪徳業者というわけではありませんが、「体験授業という名目で営業マンを派遣する」という業者は少し注意が必要かなと思います。ほとんどの家庭教師業者では、正式に契約を結ぶ前に体験授業を実施します。
しかし体験授業にやってくるのは実際に契約後に勉強を教えてくれる先生ではなくて、営業を専門とする営業マンである場合があります。
先生と生徒の相性を確認することが本来の目的であるのに、とにかくお客さんを説得して契約させるためにこうしたサービス携帯になっているのですね。
ただこの方式は別に法律的に禁止されているというわけではありません。
そのため、その人々が詐欺業者だと言い切ることはできません。
ただし、
本当にお客さんに授業の内容をわかった上で契約してもらいたいと考えるのなら、基本的にこの方式はとらないのではないか
というのが当会の考えです。
家庭教師詐欺への対策方法
さてここからは そもそも家庭教師詐欺にあわないために何をする必要があるのか をまとめていきます。基本料金が安すぎる場合は、教材販売の有無をまず確認する
まずは基本料金が安すぎる業者を避けてください。時々、一時間の指導料が1000円などと謳っている業者を見かけることがあります。
これはもう安すぎるとかそういうレベルではなくて、何か裏があると強く疑った方が良い値段だと思います。
少なくともボランティアではない営利企業がこの価格で家庭教師を派遣することはできません。
そもそもどんなに安く雇っても、家庭教師のアルバイトは時給1300円くらいはします。
つまり業者側からすると、授業をすればするほど赤字になってしまうのです。
しかも、本部の事務員の給料や広告費用、事務所代などにも当然お金がかかっているわけす。
1時間あたりの指導料が1000円に2000円というところは、 授業料の他にお客さんからお金をもらう仕組みを持っていないと基本的に経営が成り立ちません。 よくよく注意してください。
個人契約では先払いしない
まず個人契約の家庭教師は、トラブルになった時に仲介してくれる業者がいない分、人選を相当慎重に行うべきです。基本的に授業料を先払いしないことが一番の対策になると思います。
先払いじゃないと契約できないという方とは契約しなくても OK です。
その上で、もし先生の都合で授業がキャンセルされた場合に授業料金を支払う必要がないことを事前に確認しておくのはマストです。
クーリングオフ制度を利用
万が一、詐欺業者と契約してしまった場合は積極的にクーリングオフ制度を活用しておきましょう。クーリングオフ期間内であれば無条件に契約を解除することができます。
なお、クーリングオフが出来る旨は契約書に赤字で書かなければならない決まりになっています。
契約書を読んでクーリングオフについてはっきり書かれてない場合は、信頼できない業者である可能性が高まります。
クーリングオフに関する注意点としては、
最低の契約期間を2ヶ月以内にすることでクーリングオフ制度が適用されない契約形態にする
といった裏道もあるようなので注意してください。
安心して契約していただくための当会の取り組み
最後にお客様に安心して契約していただくための当会の取り組みを紹介します。完全後払い制
まず料金は完全後払い制です。毎月はじめに、先月に授業を受けた分だけ料金を請求しています。
先生の都合でキャンセルが発生した場合は当然授業料金は発生しません。
教材販売なし
また当会では独自教材の販売も行なっておりません。そもそも基本的に、
いくつもの参考書に手を出すより、塾や学校で使っている教材を反復してやり込む方が学習効果が高い
と考えています。
すでに使っているもの以外の教材を希望する場合でも、原則として市販の問題集や参考書を使用します。
まとめ
最後にまとめておきましょう。家庭教師に関係するトラブルとして多いのは以下のようなものです。
よくある家庭教師トラブル
・高額な教材を売りつけられた・先生が授業に来ない
・体験授業と称して営業マンが押し売りに来る
教材販売の有無や授業料の支払いルールが納得できるものであるかどうかを
事前によく確認しておきましょう。
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