東大生のノートは必ずクソ汚い。偏差値アップの勉強法を解説

一昔前に『東大合格生のノートはかならず美しい』という本が出ました。
多数の高校生のノートを分析した結果、東大生のノートは綺麗だったよ!
そのテクニックを教えちゃうよ!
という内容の本です。
タイアップして発売された方眼ノートは当時バカ売れしていたと思います。

僕は、この本の存在がとても不思議でした。
なぜなら東大に入ってから出会った友人のノートは、どれもこれも汚くて吐き気を催すレベルだったからです。
そして、僕自身のノートも例外ではありません。

今回の記事では
・本当は東大生のノートは全く美しくない
・東大生のノート術に学ぶ偏差値が上がる勉強法
の2点を解説しました。

東大生のノートは全然美しくない

東大生のノートは全然美しくもなんともないです。
実物を見てもらった方が早いでしょう。
ここに実際に僕が使っていた数学のノートの画像載せておきます。
見ての通りとても汚いですね。
受験生の頃に使ったのか、塾講師として生徒を指導する準備の時に使ったのか定かではありませんが、何か数学の問題を解いていたことがかろうじて分かります。

なぜこれほどまでに汚いノートの取り方をしてるかと言うと……
このノートは一度書いたら二度と見返さないノートだからです。

シケプリも同様

また、東大生の間ではシケプリという文化があります。
これは教養課程で、テスト対策をクラスのみんなで共有しようという文化です。

僕のクラスの場合だと、その講義の担当になった人が授業のノートをまとめておいてそれをネット上にアップしてくれていました。
授業に出てなかった人も、ネット上の指揮っぷりを見ればテスト対策ができるということです。

このシケプリも全く綺麗なものでもありませんでした。
さすがに先ほどの画像のような崩壊している状態だと、クラスメイトからクレームが来るのであれよりは遥かにマシですが、見た目の綺麗さにこだわったノートというのはほとんどなかった気がします。

必要な情報が必要なだけ、ただ書いてあるといった感じです。

ノートをとる事を目的化しない

東大生がなぜノートを綺麗にとらないかと言うと、そもそもノートを取ること自体が目的ではないからです。
・重要な箇所にマーカーを引く
・綺麗な字で書く
といったことは実は勉強ではなくて自己満足にすぎません。

綺麗なノートを作ると満足感がありますが、本当の目的は最終的に試験に合格することです。
そしてそのためにノートに文字を書き込むのではなくて、自分の頭に情報を詰め込み、そしていつでも取り出せるようにしておかなければなりません。

一度ノートとったら二度と見返さない

冒頭の僕のノートの話に戻ります。 なぜここまで汚いノートになっているかと言うと、そもそも僕はノートを一度とったら基本的に二度と読み返さないからです。
ノートは取る瞬間にだけ意味があります。
自分の頭で考えたことをアウトプットして練習を積むこと自体が、目的なのです。
読み返す行為(=ノートによるインプット)は勉強としての効果が薄いです。

教科書に綺麗にまとまっている

そもそもを綺麗にまとまった情報を読み返したければ、教科書や市販の参考書を見た方が早いです。

学校によっては、授業のノートを提出させて綺麗にまとまっていれば加点しているところもあると思います。
こういう場合に内申点を稼ぎたいのであれば、ノートを綺麗に取るのも重要です。
(要するに点数稼ぎですね)

しかし単に情報を整理したいという場合は、
「これって自分でまとめなくても教科書に書いてるんじゃね?」
ということを常に考えるクセをつけるべきです。

アウトプット重視で勉強するべき

以上をまとめると、
「東大生はアウトプット重視で勉強するので、ノートの綺麗さにこだわらない」
となります。

特に今まで丁寧にノートをとることを頑張っていた人は、いきなりやり方を変えるのは勇気がいるかもしれません。
というか、そもそも今までのやり方で結果が出ていれば、別にノートをきれいに取り続ければいいです。

しかし今行き詰まっているのなら、ノートの綺麗さにこだわらずにアウトプット重視する方法に切り替えてみてください。 お得な受験情報&勉強法はレオンの公式 LINE でお届けしています!
友だち追加

【東大卒が語る】東大生の家庭教師はこう選ぶ!有名大の学生への依頼時の注意点

2020年12月9日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です