逆転合格する生徒の共通点!偏差値40からの奇跡を起こす条件はコレ

今回は、受験業界でよくもてはやされる逆転合格についての記事です。
一昔前、『ビリギャル』という本が話題になりました。

これは学年でも底辺にいた女子高生が、とある先生との出会いをきっかけにして慶應義塾大学に合格したと言うストーリーです。
この本は映画にもなり、当時は教育業界でも注目されました。

「落ちこぼれからの逆転合格」は昔から受験生の夢です。

かくいう私、木村自身もある意味「逆転合格」の経験者です。
元々学校でも赤点だらけの追試常連だった僕ですが、最終的に東京大学に合格することができました。
(一浪したのでそんなに華やかな話でもないかもしれませんが笑)

自身の経験と、塾講師時代に見てきた多くの生徒の情報を踏まえて今回の記事を執筆しました。
この記事を読むことで
・逆転合格を達成するために何が必要なのか
が理解していただけると思います。

逆転合格は滅多に起きない

まず大前提として「逆転合格」する生徒は非常に稀です。

先ほど少し触れた『ビリギャル』に加えて一昔前は『ドラゴン桜』など映画や漫画の世界では、落ちこぼれ生徒が名門校に合格するというストーリーをよく見かけます。
しかし逆に言えば、現実では滅多に起こらないことだからこそ、作品として成立するわけです。

大体の場合、成績が下位層に固定されてしまった生徒は勉強への意欲自体を失っています。
親や先生に強制された場合でも、本人は嫌々やっているのであまり効果がありません。
そもそも何が書いてあるか全くわからな教科書を読んでも楽しくないのは当然ですよね。

一方の成績上位層の生徒は、この逆です。
教科書の内容を理解できますし、問題集は解けます。
模試の結果が返却される度にワクワクしまし、両親や教員など大人にも褒められます。 更なるモチベーションが湧かないわけがありません。

つまり受験という勝負において、
できる生徒はさらに伸びていき、できない生徒はどんどん勉強が苦手になっていく
という構造があるわけです。

僕は昔、自分が大学受験の現役時代(つまり自分が大学に落ちた時)に東京大学理科三類合格していった生徒たちの合格体験記を読んだことがあります。
それを見て僕は大変驚きました。

なぜなら、彼らは僕と違う学校なのに見覚えのある名前が何名もあったからです。
彼らは、僕が小学校の時に通っていた学習塾の全国試験で全国一位をはじめ、トップクラスの成績をとっていた生徒達だったのです。

小学校の段階で秀才だった彼らはそのまま灘高校に進み、東大理3に現役合格していたのでした。
まさに成績が上位の生徒は、ずーっと伸び続ける好例だと思います。
彼らが成績下位層の生徒に自分達の地位を明け渡すことは基本的に無いのです。

偏差値が急激に伸びる生徒の条件〜逆転合格の起こし方〜

逆転合格はそうそう起きない。

これが現実です。
しかし中には、その常識を打ち破る生徒も少数ながら存在します。
いわゆるジャイアント・キリングと呼ばれる現象です。

ここからは、成績下位層から偏差値を急上昇させる生徒の特徴をあげていきます。

成功体験を詰んだ

逆転合格を起こすためにまず何よりも必要なのは、成功体験を得ることです。
成功体験の例
・模試でたまたま得意な問題が出て偏差値はいつもより7上がった
・ここ一回だけやる気を出して勉強したら定期試験で学年上位20%に入れた
・海外ドラマを見たくて趣味も兼ねて英語を勉強したら、英語の偏差値が60になった
初めの成功体験は小さくても偶然でもなんでもいいです。

とにかく、一度「自分にも出来た」「勉強で結果を残せた」という経験をすると人は変わります。

カリスマ講師の授業を受けるより、勉強法の本を何冊読むより、とにかく自分で成功体験を積むことです。
それが自信になり、勉強へのモチベーションが段違いに高まっていきます。

かくいう僕も高校時代のたった一度の成功体験によって、学力が一変しました。

それまで全くやる気のない生徒だった僕ですが、ある日、学校に強制的に駿台模試を受けさせられました。
この時、たまたま全部の得意なところばっかり出てかなり偏差値が出たんですね。
これが転機でした。

「もしかして俺でも東大目指せるんじゃね?」と感じた僕はそれ以来授業も真面目に聞くようになり問題集にも真剣に取り組み始めました。
その結果、最終的に東京大学に実際に合格することになったのです。

漫画『カイジ』でも遠藤さんが
「人は届きそうもないゴールに対しては努力する気が沸かないもの」
と言っていましたが、本当にその通りです。

「自分、行けるかも!」という期待感があるからこそ人間は行動が出来るわけです。
すべては、たった一度の成功体験から始まるのです。

問題集のレベルを下げた

また、逆転合格を達成する方法の一つは、使っている問題集や参考書のレベルを下げることです。 特に、現在使っている問題集に初見で解ける問題が全体の3割以下しかないなら、ワンランクもしくはツーランク下の問題集に切り替えるのがオススメです。

これは、先ほどの成功体験を積むというポイントにも関係しています。
成績下位層の生徒は「自分は勉強ができない」という状態が常態化しています。
この状態では、モチベーションが湧かずに、ただひたすら勉強が嫌いになっていくだけです。

そこで、使う問題集を「自分でも7割はできる」レベルのものに変えることで、とにかく目の前の問題が解けるという状態に変えてあげるわけです。

そもそもレベルが低い問題集の問題すら解けないレベルで、難しい問題や過去問に挑んだところで時間の無駄です。

それよりも基礎的なレベルの問題を確実に得点できる状態にしたほうが、学習効率も遥かに上です。
これは、数学(算数)の偏差値を効率的に上げるには計算力を鍛えまくるのがおすすめという記事に書いた通りです。
そもそも基礎がぐらついていては、応用問題を解くことはできません。

一見、難しい問題に挑戦したほうが成績上がりそうな気がします。
が、実際には成績を上げるには問題集のレベルを下げることが効果的です。
「基本的すぎる問題集を使うのは嫌だ」といった無駄なプライドは捨てましょう。

目の前の基礎問題を自力で1問解ききることが、今すぐできる成功体験です。

良い先生と巡り合った

また、いい先生と巡り合った結果、逆転合格を果たす生徒もいます。
実際に我々の学生時代を思い出してみても、先生が面白くないとその教科もなんとなく嫌いになりましたよね。

逆も然りです。
教師の人間性が面白いとその教科に対する興味も自然と湧いてきたはずです。
そういった生徒のやる気を自然に引き出す教師との出会いが、成績を劇的に変えてしまうことがあります。

実際に、不登校気味で勉強へのやる気が全く出なかった生徒が面白い地理の先生と出会ったことをきっかけに全ての科目の成績を急上昇させて大学に合格したという例もありました。
「できない」→「やる気が出ない」→「できない」→……
という負のループを断ち切ってくれる教師というのは大変良い教師です。

ちなみに、生徒によってどんな先生が「刺さる」のかは全然違います。
明るくて元気ハツラツとした先生にやる気を触発されるという生徒もいれば、オタク趣味の雑談をしてくれるのが嬉しいという生徒もいます。

ここは非常に難しいところですが、思いもかけずに良い先生に当たれば逆転合格への可能性は一気に跳ね上がります。

……ということで今回は、逆転合格に関する記事でした。
参考になったなら幸いです。

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僕が運営する家庭教師のレオンでは、生徒さんに合った先生を全力で選定しております。
また、基礎的なところから一問一問成功体験を積めるように、勉強計画の作成から承っております。
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