【騙されるな】塾代は高いのが当たり前?教育費用は必要分だけ払うべし

子供の受験にはお金がかかるのは分かっているけど、塾代がさすがに高すぎる気がする
こう考えている親御さんはとても多いです。
そこで今回の記事では
・塾には一般的にどれくらい費用がかかるものなのか?
・塾に払っているお金が無駄になっているケースが存在する
・塾に払っているお金を無駄にしないためにやるべきこと
の3点を解説します。

塾にかかる費用

まずは塾に通った場合にかかる費用を子供の年齢別にざっくりと見積もってみました。

小学生(中学受験)の場合

まず、学年によって開きはありますが、6年生以外でも年間100万円程度必要になる可能性は十分にあります。

大体月額の月謝でいうと、1年生で2万円程度、5年生で5万円程度が現在の相場です。

後述の6年生の場合と同じように、これに長期講習の費用や模試や教材費が加算されます。
結果として高学年では100万円越えは普通です。

6年生の場合は年間130万円程度を覚悟しておく必要があります。
例えば中学受験で有名なサピックスの場合、6年生の月謝は 約6万円となっています(2020年9月現在)。

6万円×12ヶ月 = 72万円

が授業料として消えていきます。

この他、重くのしかかってくるのが講習代です。
例えばサピックスの場合は、20日弱の夏期講習で約19万円程度かかるのが普通です。
長期休暇の各種講習代や、教材費用、模試代それと入室料金が重くのしかかり結局年間で授業料の2倍近い金額を支出することは覚悟すべきです。

中学生(高校受験)の場合

中学生の場合でも、塾に通うなら年間で100万円程度の支出は必要になります。
例えば、とある大手の個別指導塾の場合は中3の月謝が月額7万円と言われています。

これだけで年間80万円以上かかります。
小学生の場合と同様に、こちらも当然長期休暇中の講習代金や教材費用等が別でかかります。

中学生の場合も、結局は受験生なら100万円以上かかるケースが大半ではないかと思います。

なお私の肌感覚ですが、中学受験よりも高校受験の方が一人当たりにかかる費用は少なめの場合が多いです。

中学受験を考えているご家庭は教育への意識が非常に高く、また世帯収入も多い傾向にあるので塾産業としても「質の高いお客様」と捉える傾向があります。

もちろん高校受験にたくさんお金をかけるというご家庭もありますが、全体の平均値としてみた時は中学受験の方がお金かかっています。

いやらしい話ですが、あえて掲載しておきました。

高校生(大学受験)の場合

高校受験の場合、塾費用はかなりばらつきあります。
というのも、中学受験・高校受験対策と比べて人によって勉強する科目数が異なるからです。

国数英の3科目を駿台や河合などの有名予備校で学んだ場合、年間の授業料の目安は大体50万円程度でしょうか。
一科目だけでいいなら20万円以下に抑えることも可能ですし、理科や社会もやりたいとなるとこれまた70万円程度になると思われます。

またその他と同様、ここに長期講習費用は模試代金が上乗せされていきます。
国公立の受験対策をしっかりとある場合はこちらも100万円程度は覚悟する必要が出てくるでしょう。

無駄な塾代を払いまくっているケースとは

ここまで見てきた通り、教育にかかる費用というのは本当に馬鹿になりません。
それでも志望校合格や成績向上という望む結果が出れば文句はないでしょう。
私が注意したのは、塾に払っているお金が全く無駄になっているケースです。

多いのは次の2パターンですね。

子供が塾に「お客様」認定されている

まず最も多いのが、子供が塾に「お客様」として認定されてしまっているケースです。

まず塾というのは、合格実績を稼いでくれる「できる生徒」とただ塾にお金落としてくれる「お客様生徒」の2種類を内部で明確に区別しているケースが非常に多いです。

これはお金を払う側からすると非常に腹立たしいと思います。

しかし実際教育産業に関わってきた私から言わせると、こういった塾は本当に多いです。

世間では逆転合格などが盛んに騒がれていますが現実はそう甘くありません。
勉強が嫌いでやる気のない生徒を、逆転合格させるのは至難のワザです。

そんなミラクルを狙うよりも、できる生徒に塾のリソースを集中させて合格実績を稼いでもらう方が合理的だ、というのが塾側の考えです。

あなたのお子さんが通っている塾はクラスが成績別の編成になっていませんか。
上のクラスの生徒には質の良い講師をつけて、下のクラスは成績を伸ばすことを半ば諦めている状態になっていないかよく注意してください。

下のクラスには、子供の機嫌をとるのが上手いだけの先生があてがわれているかもしれません。

私はこの業界でそういう塾を嫌というほど見てきました。

無駄なオプション(夏期講習)などを取りすぎ

無駄な塾題を払いすぎているケースとして次に多いのが、講習の取りすぎパターンです。
塾にとっては、講習費用をいかに稼ぐかが経営上の重要な課題です。

塾通いをしているご家庭ならよくご存知だと思いますが、長期休暇の前になるとやたらと講習の勧誘をしてきますよね。

確かに長期休暇で自分の子供が全く勉強しないのは大問題ですが、講習をよければ成績が必ず上がるというものでもありません。

こればっかりは生徒の状況によるので一概に言えませんが、
・勉強のストレスから解放させてあげる時間が必要ではないか
・その講習は本当に子供が必要としている分野、内容なのか
くらいは把握しておくべきでしょう。

教育費を必要な分だけ払う方法

最後に、子供の塾通いにおいて本当に必要な部分にだけ投資する方法を書いておきます。

まずは、自分のお子様が塾にとっての「お客様」となっていないかどうかは注意してください。

レベルが高いと言われている塾であっても、全てのクラスでモチベーションが高い子供が揃っているのは通常ありえません。

下のクラスでは授業を妨害する子がいたり、ひたすらサボっている子がいたりするのは当たり前です。
そんな環境に子供を通わせていても成績が上がりません。

それどころかサボり方を覚えたり、さぼってもいいやという意識になるだけです。
そんな状況でお金払い続けるのは全く無駄ですよね。

こういった状況に当てはまっているなと感じたら、
・とにかくちゃんと勉強をしているクラスに上がれるように頑張る
・転塾や家庭教師に切り替えてみる
というテコ入れが必要になります。
ちなみに執筆者の私(木村)は派遣型家庭教師を運営しています。
完全な宣伝みたいになってしまい恐縮なのですが、 塾(特にサピックス)のフォロー専門のコースで上位クラスを狙いお手伝いが可能です。

また、単体での受験指導も承っております。

次に無駄な講習を取らないように、子供の現状把握と講習で得られる内容を親御さん自身がしっかり把握しておく必要があります。

子供さんの苦手分野と得意分野をパッと言えるでしょうか?
・算数が得意で国語が苦手
といったぼやっとした理解ではなくて
・旅人算は得意でダイアグラムもスラスラ書けるけれど、 鶴亀算は面積図も書けない
といったレベルでの把握が必要です。
このレベルの解像度での理解がないと講習の必要性が性格に判断できないからです。

とはいえ、そこまで子供の詳細な学力状況を把握する自信がないという方もおられると思います。

この解像度での得意不得意に合わせたフォローは家庭教師や個別指導塾が得意とするところですので、是非我々にお問い合わせください。

>家庭教師のレオンお問い合わせ窓口(特定の塾のフォロー対応可能です)

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