子供を勉強好きにさせる方法を解説。娘2人を東大に現役合格させた母に学ぶ

子供のやる気に関する悩み
・我が子が宿題をやらずにゲームばかり
・中学受験をするのに全然勉強しない
・とにかく子供のやる気がなく、よくバトルしてしまう
こういった悩みを持つ方に向けてこの記事を書いていきます。

娘2人を東大に合格させた教育メソッド

先日『勉強ができる子の育て方』という本を読みました。
著者の江藤真規さんは娘さん2人を東大に合格させた経歴の持ち主です(理三と文三)。

江藤さんは「子供の学力を伸ばす為にどうすればいいか?」を十年以上考えてこられた方で、 この本にもハッとさせられるポイントがいくつもありました。
今回はその中でも、彼女が主張する「子供のやる気を引き出すための重要なポイント」を解説します。

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2020年12月5日

結論:親が勉強を楽しんでいる姿を見せる

結論から言うと、「親が楽しそうに学んでいる姿を見せること」が重要だというのが江藤さんの主張です。
『勉強ができる子の育て方』の一章の冒頭部分を引用してみます。
子どもは親の背中を見て育ちます。
もし勉強好きな子に育てたいと思っているのなら、親自身が勉強に対してポジティブに考え、興味を持つことが一番手っ取り早い方法かもしれません。
「勉強しなさい」と声を荒立てる前に、「あ〜、楽しい」と言わんばかりに、親が本を広げて真剣に学ぶ姿勢を見せるのです。
学ぶ内容は何だってかまいません。難しいものを選ぶ必要もありません。
興味のあるところ、たとえば趣味の洋裁、料理、ガーデニング、囲碁、将棋、どれも皆、学びです。
本を読んで新しい知識を身につける、何かに真剣に取り組む、その姿勢は子どもの心に必ず届いているはずです。

勉強に限らず、私達人間は他人が楽しそうにやっていることを自分がやりたくなりますよね。
友達の○○くんが、水泳を習い始めたから自分も習いたい
友達のXXくんが、あのゲーム買ってもらったから僕にも買って!
きっとお子さんからこういったことを言われたことがあるでしょう。
精神分析で有名なジャック・ラカンは「人間の欲望は、他者の欲望である」と述べましたが、まさしくその通りです。
大人でも、身近な他人が食べているご飯がふと美味しそうに見えたり、持っているモノが羨ましくなったりします。

まして、子供に一番影響を与える存在は親です。
友達でも教師でもありません。
親なのです。
その親が心から勉強を楽しんでいれば、子供も自然と勉強を好きになっていきます。

東大生の親御さんも、学び続ける人ばかりだった

実際に僕自信の経験を振り返ってみても「親が勉強を楽しんでいると、子供が勉強好きになる」という法則は成り立っています。
東大時代の友人には勉強が好きな人が多くいましたが、彼らの親御さんもまた学びが好きな人たちでした。
職業が大学の先生だったり、医者だったり、学校の先生だったりと常に学びと共にある仕事についているご両親が多かったです。

こういう親御さんのご子弟が東大に行くと、世間一般ではその原因を
・IQは遺伝する
・親に経済力があると、子供の教育に投資できる
といったことに還元しようとします。
しかし親の興味関心を子供がコピーした結果、子供が勉強を好きになる という定性的な要素も決して無視してはいけません。

大前提:子供が勉強にやる気を見せないのは当然

ここまでの話で、一部の読者はがっかりしたかもしれません。
もっと即効性のある方法が知りたかった
親の私は今現在、別に勉強が好きではないしなあ
こういう思いを持っている方もいるでしょう。

しかし、一朝一夕で子供に勉強へのやる気を出してもらう方法などないのです。
「学ぶ」という行為は中々厄介なものです。
勉強の楽しさが分かるようになる為には、それなりに勉強しなければならない という矛盾を抱えているからです。

特に小中学生の頃は普通の子供は勉強よりもゲームを好みます。
かくいう僕も、小学校時代は勉強よりも遊戯王、ポケモン、スマブラといった娯楽のほうが圧倒的に楽しかったですしね笑
子供にとっては、任天堂のゲーム機のスイッチをONにすれば超楽しい時間が約束されています。
こう考えてみると、「時間を勉強に費やせ」というのは中々に酷な話です。
子供が中々勉強しないのも頷けます。

また「親自身が勉強好きではないけど、子供には勉強を好きにさせる」というのも非常に困難です。
子供に限らず、人は言葉ではなく行動を見ています。
例えば職場で、自分自身は営業能力が無い上司が部下には高い営業成績を要求していたら心の底では納得できないでしょう。
翻って、小さい頃から親が学びを楽しんでいる背中を見せ続けることが、結局は子供が勉強を好きになるための一番の近道になります。

日頃、親が学ぶことを一切していないのに子供は超勉強好き、というケースは滅多にないというのが現実です。

物で釣って勉強させても長続きしない

なお、子供にやる気を出させる為に「物で釣る」という方法もあります。
今度のテストで80点以上取れたらあのゲーム買ってあげるよ〜
というヤツですね笑
当会としてはコレはあまりオススメしません。
この方法、確かに短期的に子供を机に向かわせることはできます。
しかし、
・目標を達成したら子供のやる気がなくなる
・買ってあげたゲームにハマってますます勉強をしなくなる
という状況に陥りがちです。
特に「報酬が無いと勉強しない」ということにならないように気を付けねばなりません。

勉強自体が好きになった訳ではないので、本当に勉強が好きな子ほどしっかり問題に取り組むことはできません。
ただ機械的に公式を暗記する、点が取りやすそうな所だけ勉強する等のその場しのぎの勉強に走りがちです。

「物で釣る」作戦は確かに即効性がある方法なので、完全に使うなとは言いません。
がこの方法を常用するのではなく、子供の気分転換程度に抑えるべきでしょう。

まとめ

子供にやる気を出させる為に最も大切なのは、「親自身が学びを楽しんでいること」です。
子供は親の背中を見て育ちます。
「勉強しろ」というのではなく、「今日も勉強楽しいわ〜w」という姿勢を見せ続けることが重要です。
きっと、いつの間にかお子さんも勉強を進んでやるようになりますよ。

最後に宣伝です。
当会(家庭教師のレオン)では、東大生を初めとした「勉強が好き」な先生が揃っております。
勉強の楽しさを肌身を持って伝えることが可能なので、子供のやる気を引き出したい方はぜひお気軽にお問い合わせください。

家庭教師のレオン(お問い合わせ窓口)

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