【多浪の闇】2浪以上が不合格になる理由。モチベ維持が困難

多浪することになったけど、志望校に合格できるか不安
という方は多いはずです。

例えば医学部受験では2浪3浪は当たり前ですし、最近だと5浪して東大理科3類に合格した人も話題になりましたよね。
大学受験では、難関校に受かるために多浪して受験勉強を積み重ねるのは決して珍しくないのです。

しかし一方で、多浪は成功率が低いことでも知られています。
筆者が所属していた東大のクラスでは35人中、2浪は2人だけでした。
ちなみに理2と理3の混合クラスだったのですが、理三生は全員が現役合格した人達でした。
分母を比較しないと正確な合格率は出せませんが、多浪の末に合格を勝ち取る人数が決して多くないことがうかがえます。

今回は実際に失敗した多浪生を数多く見てきた僕が、2浪以上が失敗する理由多浪の成功確率を少しでも上げる方法についてお話します。

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失敗の最大要因〜モチベーション維持が困難〜

多浪が失敗する最大の要因はモチベーションが維持できないことです。

受験生として1年間頑張るだけでも大変なのにそれを3年以上は継続しなければならない多郎生の精神的疲労は想像を絶するものがあります。
実際に、僕にも多浪している知人がいました。 大学入学後の僕は当時の友人と彼の自宅に訪ねて行ったことがあります。

彼の部屋にはたくさんの参考書や問題集が並んでいるのかと思いきや、まず目についたのは大量の酒の空き缶でした。
どうやら彼は酒浸りであまり勉強にも身が入っていないようでした。
同級生が大学生活をエンジョイしている中で、一人孤独に勉強を続けるのは精神的に辛いものがあったのでしょう。

多浪生が、偏差値をあげられない最大の理由は勉強法がどうとかではなくて、そもそもモチベーションを持続できないことです。

予備校に行かない・授業を切る

やる気がなくなった結果、予備校の授業を切ったり、そもそも行かなくなるのが典型的な負けパターンです。

正直、予備校に行きたくなくなる気持ちも分かります。
浪人クラスであっても、医学部受験コース以外はほとんどが一浪生です。
僕が浪人していた時は確か40人くらいのクラスの中で2浪以上は3、4人だったと思います。

少数派である分、多浪生同士の絆は強いのですが気の合う仲間が見つからなかった場合はどうしても予備校に足が向かなくなりがちです。

バイトを始め、気づけばフリーターになっている

まだバイトを始めてしまい、受験生ではなく実質的にフリーターになっているケースも多いです。

受験勉強を続けるよりも、アルバイトをした方がお金も貰えるし楽しかったりするものです。

僕の知人の例だと、自分は浪人生だと言いつつ25歳でスタバのバイトを生活の中心にしている方がいます。
彼女は全然勉強もしておらずセンター試験も受けていません。
生き方としては別にアリだと思いますが、彼女の職業が何かと言われれば浪人生ではなくフリーターだろうなとは思います。

このように多浪生になってくると、

・模試での成績をどう上げるか

とかそういうことよりも

・そもそも勉強続けるためのモチベーションをどうやって維持するか

という部分に高い壁があります。
何年間試験を受け続けようが、実力が変わっていなければ意味がありません。
そして実力を上げるには、やはり勉強をするしかないのです。

ちなみに、バイトをしすぎてフリーター化する以外にも
・オンラインゲームにハマッた
・ツイッターばかりしている
・気づけば一日十時間くらい YouTube を見ている
といったケースは要注意です。

成功する多浪生の特徴

ここまで、2浪以上はそもそもモチベーションを維持するのが難しいことを見てきました。
ここからは、受験を成功させる多浪生の特徴について見ていきたいと思います。

仲間がいる

まず予備校等に仲間がいるとモチベーションを維持しやすいです。

典型的なのは医学部志望の受験生ですね。
特に国公立医学部を狙う受験生は二浪三浪することが当たり前です。

そのため予備校にも、多浪の友達がたくさんいます。
僕の友人でも、仲間同士で医学部受験の多浪を乗り越えて京都府立医科大学や島根大学医学部などの難関医学部に入ったヤツが何人もいます。

モチベーションを維持する環境さえ整っていれば、多浪成功の確率はググっと上がります。

定期的に運動している

浪人生活を続けていると何かと不健康になりがちです。
特にストレスからか胃腸の調子を悪くする人が多いです。
体の健康は心の健康に影響を与え、引いてはやる気を左右しますので体調管理は非常に重要だといえます。

僕の観測範囲では定期的に運動し、心身の調子を整えていた多郎生は合格しているケースが多かったです。
もちろん運動と言っても、そんなにハードなものではありません。
予備校帰りに友人同士で軽くフットサルをやるといった感じです。

1浪までの貯金がある

また、当然ですが現役時代と一浪時代にしっかりと勉強をしていた受験生も強いです。
一浪時代に怠けていたから不合格になったというよりは、受験本番でたまたま調子が出なくて不合格になってしまったというケースです。
こういった生徒は、多浪することで試験慣れしてきますし、何より基礎学力があるので合格を掴み取っていくことが多いです。

【まとめ】多浪生はやる気を維持できる環境構築を

最後にまとめです。
2浪以上が失敗する最大の要因は勉強のモチベーションを維持できないことです。

何年間浪人したところで、結局勉強しないと偏差値は上がりません。
しかし、多浪の場合はそもそもやる気を維持することが非常に難しいです。
モチベーション維持のために
・仲間作り
・定期的な運動
などを心がけてください。

なお家庭教師のレオンでは多浪生や再受験生のサポートもしております。
教師は直接勉強を教えるだけではなく、モチベーションを維持していくために必要な仲間でもあります。
絶対に合格を掴みとりたい多浪生は是非お問い合わせください。

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