何時間勉強しても成績が上がらない生徒の3つの特徴。改善法も解説

しっかり勉強時間しているはずなのに成績が全然上がらない
こういう悩みを抱えている生徒は多いです。
受験勉強というのは、単純な勉強時間だけでは偏差値が上がらないのが難しいところです。

全然勉強していなさそうなのに成績が上がっていく生徒もいれば、遊びも我慢して何時間も勉強しているのに成果に結びつかない生徒もいます。
努力しても成果がでないと、
所詮勉強なんて才能なんじゃないか
と疑いたくなってしまいます。

これを書いている僕は東大出身ですが、これまで多くの勉強が得意な人を見てきました。
また教育産業で仕事をしているので、成績が伸び悩んでいる生徒もたくさん見てきました。

両方のタイプの人間を見てきた経験から言うと、努力しても成績が上がらない人は才能がないのではなくて努力の仕方が間違っている場合が多かったです。

そこで今回の記事では
・何時間勉強しても成績が上がらない生徒の特徴
・そこから脱却して努力を成果に結びつける方法
について解説します。

努力しているのに成績が上がらない生徒の3つの特徴

努力しているのに成績が上がらない生徒の特徴は
・ノートを綺麗にまとめることに集中しすぎ
・使ってる教材のレベルが高すぎる
・勉強を苦痛に感じている
の3つです。

ノートを綺麗にまとめることに集中しすぎ

これは比較的真面目な女子生徒に多いのですが、ノートを丁寧にまとめることに集中しすぎている人は努力が結果に結びつかないことがあります。

先生から評価されたり内申点を上げるためにはノートを丁寧にまとめることが重要になることもあります。

しかしテストで問われるのは、どれだけノートをきれいにまとめたかではありません。
問われるのは、どれだけその教科を理解しているかです。

実際に東大で出会った友人たちは、ノートをきれいにまとめようと苦心している人は全然いませんでした。
むしろ字も汚いし、色ペンも使わないしで講義ノートは非常に殺風景なものだったと思います。
ちなみに下の参考記事で僕自身が高校数学を解いているノートを一部公開しているので、その汚さを参考にしてみてください。

使っている教材のレベルが高すぎる

長時間勉強しても成績上がらない生徒の特徴として、「使っている教材のレベルが高すぎる」というケースもあります。

目安としてその問題集に載っている問題の7割くらいが初見で解ける状態が望ましいです(すでに習った範囲の場合)。

もし問題集の問題が自力で全然解けなければ、気付けば自分で手を動かすこともなくひたすら解答を眺めているという状態に陥りがちです。
ひどい場合では、答えを見ても理解できないというケースすらあります。

基礎ができていない状態で応用問題に手を出しても何も吸収できるものはありません。

ちなみに大学受験生で時々あるのが、謎に見栄を張って東大京大などの難関大学の受験生が使う問題集をやたらと自分も使いたがるというケースです。
本人の実力とマッチしていない場合はレベルの高い問題集を使って偏差値が上がることはありません。

勉強を苦痛に感じながらやっている

勉強を苦痛に感じながらやっている状態も知識の吸収効率が落ちます。
もちろん勉強が楽しくて仕方がないという人は少数派だと思います。

多かれ少なかれ勉強したくないという人が大半なので、多少を苦痛に感じるのは致し方ありません。
しかし
・勉強が嫌すぎて考えるだけで憂鬱になる
・教科書を開くと頭痛などの身体的異常が発生する
という場合は問題です。

「好きこそものの上手なれ」というように人間は好きなものほど上達するようになっています。
実際に東大の同級生に話を聞いても勉強自体が嫌いだったという人は本当に少数派ですね。

効率よく成績を上げていく方法

ここまで努力の割に成績が上がって行かない生徒の特徴を見てきました。

ここからは、努力が報われない状態を脱却し効率的に成績を上げていくためのヒントを解説します。
ポイントは
・アウトプット中心の勉強に切り替える
・教材のレベルを下げる
・楽しく勉強できる環境を整える
ことです。

アウトプット重視の勉強に切り替える

まず重要なのはアウトプット中心の勉強に切り替えることです。
これは先ほど挙げたノートを綺麗に取りすぎているタイプの生徒に特におすすめです。

例えば英単語を覚えるときでも、ただノートや教科書を眺めるのではなくて
・英文ごと写経して覚える
・ひたすら音読
・紙の辞書で複数の意味を調べる
という風にして暗記していきます。

こうすることでただ単にその単語を「見たことがある」状態から「使ったことがある」状態へと変化します。
こうなると本番の試験でもその単語の意味や使い方が思い出せます。
テストが終わった後に「あーそういえばこの単語はそういう意味だったわ」と悔しい思いをすることがぐっと減るはずです。

教材のレベルを下げる

今の教材のレベルが高すぎる場合は、とにかく使っている問題集のレベルを下げることが重要です。
分かっていること7割分からないこと3割という状態が最も学習が進みやすいと言われています。

他にも問題集にのっている問題がある程度スラスラ解けると、「自分で解けた」という達成感が発生します。
その積み重ねによって、その科目自体がどんどん好きになっていきます。

ちなみに
「教材のレベルを下げたら成績が上がりにくくなってしまうのでは?」
と不安になる人がいそうですがその心配はありません。

むしろ基礎固めを今すぐに始めたほうがトータルでは成績にプラスに働きます。
これは教材だけではなくてクラスも同じで、塾や予備校のクラスのレベルが高すぎると思ったら下のクラスに行きましょう。

結局は自分に合った環境で勉強するのが一番近道になります。
レベルを下げるのは恥ずかしい事ではありません。
むしろ賢者の戦略とも呼ぶべき効率の良い勉強方法です。

楽しく勉強できる環境を整える

楽しく勉強できる環境を整えることも重要です。

特に先ほど挙げた「とにかく勉強が嫌いになりすぎてヤバすぎる」という生徒はまずは勉強を楽しめる環境づくりに取り組むべきです。

とはいってもこれは自分の力では難しい面もあります。
例えば学年が変わった時など、新しく受け持ってくれた先生が面白ければその担当科目も好きになれたりします。

平常時でもできることといえば、最近だと例えば YouTube で勉強を面白く解説してくれている先生がいるのでそういった動画を使用することもお勧めします。
例えば人気のヨビノリなんかは我々家庭教師のレオンもおすすめしています。
その他先ほど触れた、教材のレベルを下げる方法を実行するのも有効です。
スラスラ問題が解けるという状況を作り出し、その流れでその科目を好きになる
という方法も考えられます。

まとめ

今回は努力の結果が成績に反映されない生徒の特徴そこからの脱却方法を見てきました。
努力の結果が成績に反映されにくい生徒の特徴としては
・ノートをまとめることを頑張りすぎている
・使ってる教材のレベルが高すぎる
・勉強を苦痛に感じている
というものがありました。

またそこからの脱却方法として
・アウトプット中心の勉強に切り替える
・教材のレベルを下げる
・勉強を楽しめる教材に触れる
というものを挙げました。

ちなみに我々家庭教師のレオンでも、勉強を好きになるような楽しい先生を家庭教師として派遣することができます。

勉強習慣の見直しや勉強計画の作成からサポート可能なので、自分の勉強スタイルが正しいのかどうかわからない方は是非一度お問い合わせしてみてください。

家庭教師のレオン(お問い合わせ窓口)



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